沖縄 高気圧酸素治療センター−医療法人 寿仁会

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ごあいさつ

理事長のごあいさつ

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 近年我が国、特に沖縄では潜水が非常に盛んになってきました。
 ひと昔前までは、業務としての潜水が主たるものであったのに対して、海浜から海上へ更に水中へとレジャーの体系も変わり、スポーツあるいはレクリエーションとして楽しむ人々が飛躍的に増えてきました。
 そのこと自体は大いに結構なことですが、ややもすると誰でも気軽に簡単に潜水ができるという、一部の不用意な宣伝文句によって錯覚されている方が多いように思えてなりません。
 私共沖縄セントラル病院では、昭和58年に高気圧酸素治療装置を導入して以来、18年間に多くの減圧症患者さんに接してきた実績がありますが、中には大事に至りかねない事例も決して少なくありません。
 後遺症で苦しんで居られる方もあり、潜水はそのような安易なものではないということが、実証されています。
 情報に乏しい水中では、緊急時に他人に頼ることは殆ど不可能です。自分自身しか頼れるものはありません。したがって安全な潜水を行う為には、先ず自らの健康状態をチェックした上で、海の危険性を熟知し、
潜水医学の基礎知識を十分に身につけることです。
 私共沖縄セントラル病院では、潜水に先立ってのダイバーの潜水適性即ち、
心肺機能、循環機能、神経機能等について検査を行い、また職業として潜水を
続けている方々のためには、年に2回の法定検査を実施しています。
また、不適切な潜水によって、各種減圧症に罹られた方のために、大型高気圧タンク
(現在県下では当院と琉大病院及び南部徳洲会病院にのみ設置)による緊急再圧治療を行っています。
 コバルトブルーの素晴らしい沖縄の海で漁師やプロのダイバーの方々は安全な
業務を遂行され、またスポーツやレジャーでダイビングをされる皆様も、くれぐれも
“適正と安全”を確認の上で潜水を楽しんでいただきたいと願っています。


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